【文型学習の基本】
英文は動詞(V)を中心に組み立てられます。言い換えれば、Vが英文の骨格(文型)を決めます。この骨格は5つに分類でき、これがいわゆる5文型と呼ばれるものです。
したがって、文型の学習とは、動詞のとる型を学ぶことと言い換えることができます。
【文の主要素】
文型は、「文の主要素」という次の4種類の語で決まります。俗にS・O・V・Cと呼ばれるものです。全ての文法知識はこの上に成り立つので、最初にこれだけは死んでも覚えてください。 文の各主要素にどんな品詞がそれぞれ当てはまるのかを知るのがここでの第一課題です。
○主語 :S (Subject)
「~は、が」と訳を当てることが多い。
(代)名・名句・名節のみがなれる。
[注]句と節が何かは、 文の主要素の次の項目を参照。
ex.)
[(代)名]
This hotel was built last year.
訳:このホテルは去年建てられた。
[名句]
Smoking too much is said to cause lang cancer.
→動名詞は名詞句を導く。
訳:タバコの吸い過ぎは肺ガンの原因になると言われている。
[名節]
Whether you will succeed or not depends on your own effort.
→間接疑問文は名詞節。
訳:(人が)成功するかどうかは、自分自身の努力しだいである。
○動詞 :V (Verb)
主節の動詞は、特に「述語動詞」とも言う。 各動詞が何文型を取るのかを前もって知っておかないと、英文の意味はまず理解できない。
ほとんどの動詞は、同じ意味で自動詞と他動詞の両方を持つが、ごく一部の動詞は、意味によっては例外的に片方の用法しか持たない。この、同じ意味で「自動だけ」or「他動だけ」の動詞が文法問題でよく狙われるので、それを意識して覚える。
[自動のみ]
graduate (from 校名), agree (with 人), apologize (to 人), complain (about 物事), object (to 物事) etc.
[他動のみ]
marry, approach, answer, discuss, enter, reach, resemble etc.
また、基本的に自動詞と他動詞には感覚的に次のような違いがある。
☆自動詞の場合は、それだけで意味が完結する(=Oが不要)ので、意味的にも「あっそう」と感じられる。
ex.)Rice grows in warm climates.
→米は育つ・・・「あっそう」
☆他動詞の場合は、後ろにその対象となる名がいる(=Oが必要)ので、意味的にも「何(誰)を?」と突っ込みたくなる。
ex.)He grows tomatoes in his garden.
→彼は育てた・・・「何を?」
○目的語:O (Object)
次の2パターンがある。
①動詞のO・・・動詞の相手・内容を表す。
「~に、~を」 と訳を当てることが多い。
(代)名・名句・名節のみがなれる。
ex.)
[相手]
I showed her my room.
→Ⅳ文型の場合、IO(her)が相手(~に)でDO(room)が内容(~を)。ここでは両方とも(代)名。
訳:私は彼女に自分の部屋を見せた。
[内容]
I know where he lives.
訳:私は彼がどこに住んでいるか(を)知っている。
②前のO ・・・前置詞がともなう名のこと。
(代)名・名句・名節のみがなれる。
ex.)
[名]
For every mistake you make, you'll lose two points.
訳:ミス1つにつき、2点減点です。
[名句]
They insisted on my making use of the opportunity. (センター)
→動名詞は名句を導く。
訳:彼らは私がこの機会を活かすことを(私にこの機会を活かすようにと)強く勧めた。
[名節]
He is a nice man, except that he talks too much.
訳:彼はおしゃべり(である)という点を除けばいい人だ。
○補語 :C (Complement)
次の2パターンがある。
(代)名・名句・名節/形・形句のみがなれる。
①Sと意味的にイコールの関係ができるもの→Ⅱ文型
ex.)
My dream is to study abroad.
→My dream (名) = to study abroad (名句)
訳:私の夢は留学することです。
②Oに対して(OをSと見たとき)述語の関係にあるもの→Ⅴ文型
ex.)
He considered his wife's likes and dislikes somewhat silly. (英文解釈教室p.18)
→his wife's likes and dislikes (are) silly. sillyは形。
訳:彼は妻の好き嫌いをいくらかばかげていると思っていた。
尚、S・Oの項を見れば分かると思いますが、
S・Oになれるのは名詞しかありません。
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